BLOG

現在ロサンゼルスを拠点に活躍する俳優・鈴木一真さん。11月19日より ABEMA/ Netflix で配信されるドラマ『スキャンダルイブ』に出演されます。

今回、約2年ぶりとなる帰国中に撮影が行われ、ご実家の取り壊しと時期が重なったことから荷物の整理を進めていたところ、ご自身が出演していた約800冊もの雑誌が見つかったそうです。

当初は雑誌アーカイブの聖地として知られる大宅壮一文庫に寄贈を申し込まれたそうですが、あまりの量に断られてしまい、その後、編集者・ライター・スタイリストなど業界関係者さまのご推薦を経て、マグニフがありがたくお引き受けすることになりました。

当時、東京のファッションカルチャーの中心には、『メンズノンノ』には『チェックメイト』、『ポパイ』には『ホットドッグ・プレス』、『スマート』には『アサヤン』といったターゲットと発売日が重なるライバル誌がひしめき合い、互いに切磋琢磨していました。

そのすべての雑誌で定期的に表紙を飾り、レギュラーとして毎号登場していた唯一のモデル。それが、当時の芸名 KAZUMA さんです。

1987年、原宿でスカウトされ『ポパイ』でデビュー。他のモデルと一線を画していたのは、スタイリスト・祐真朋樹氏のアシスタントとしての経験でした。服のルーツや見せ方、カメラ・照明の特性まで熟知したうえでの圧倒的な表現力で、スタッフから厚い信頼を得ていました。

また、MILK のデザイナー・大川ひとみ氏の薫陶を受け、氏のアトリエや、西麻布の「ピカソ」、芝浦の「ゴールド」などアンダーグラウンドなクラブシーンで、藤原ヒロシ氏、高橋盾氏、2GO氏といった錚々たる面々と交流を重ねてこられました。

その後、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークなど世界各地で、『VOGUE』『Harper’s BAZAAR』『i-D』などの一流誌に登場。ジョルジオ・アルマーニやエディ・スリマンらによるコレクションなど、世界のトップデザイナーとの経験を積み重ねていきます。

俳優に転身してからも、ヨーロッパ大陸を横断するほど情熱を注いだ「バイク」、インドや南米など一人で巡った「旅」、バンドやDJとして様々なイベントに参加した「音楽」の三つの趣味の要素をデザインに落とし込んでデザイナーとしても活躍し、さらにショートムービーの脚本・監督としても活動しており、その時期の記事や特集も数多く揃っています。

現在は、障害のある子どもたちにアートを体験させる社会活動にも取り組まれるなど、常に新しい挑戦をし続ける鈴木一真さんを、マグニフでは期間限定で特集。そしてその雑誌を販売いたします。

Instagramでは、今後も各雑誌にまつわるエピソードを、ご本人より提供いただく予定です。どうぞお楽しみに。皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

「鈴木一真とTOKYO FASHION MAGAZINES」

11/15（土）スタート

鈴木一真さんにお譲りいただいた雑誌を、当店magnifにて販売致します。